現在の政治的な課題として、アメリカの経済援助が2009年に終了してしまう事に備え財政の自立化をどうするかという事と、9・11テロ事件後以降減少した観光客をどう誘致するか等があげられている。
外交
2003年現在、中華民国を含む29ヶ国と外交関係を樹立しているが、その中でも旧統治国である日本やアメリカとの関係を重視している。
日帛関係
日帛関係はパラオ独立以降おおむね良好で、1996年に崩落したKBブリッジの再建を始めとし数々の援助が日本によってなされている。
パラオ政府は日本による統治時代を経済・産業・学校教育の面で重要な役割を果たしたと肯定的に評価しており、日本の教科書問題が国会で議題になった事もある。なお前パラオ大統領クニオ・ナカムラは日本の新しい歴史教科書をつくる会に賛同している。国旗も日の丸を参考とし、同じ図案で、海をイメージした青地に月というデザインを採用している。三重県はナカムラ前大統領の実父が三重県伊勢市の出身地であった関係で1996年以降友好提携関係にある。また首都コロールは現在東京都と姉妹都市になるべく交渉中である。
また、コロール島の旧官幣大社南洋神社やペリリュー島のペリリュー神社(南興神社)をはじめ、いくつかの神社が戦後再建されている。また、日本からの遺骨収集団も度々訪れている。
これらの状況から、現在でも日本や日本語に親しみを持ち、子供に日本風の名前をつけるパラオ人も多い。パラオ語には多くの日本語の言葉が取り入れられており、また、パラオにある唯一の公立高校では、1964年から選択科目として日本語を取り入れている。さらに、アンガウル州では公用語の一つとして採用されている。この為、パラオは日本では親日国家として知られている。
地理
パラオを構成する島は200程度(300との説もある)だが、実際に人が住んでいる島は10に満たないとされる。元プロレスラーのアントニオ猪木が島を所有していることも知られており、大統領を日本に招いたこともある。
地方行政区分
パラオは、16の行政区域に分かれている。
- アイメリーク州 (Aimeliik)
- アイライ州 (Airai)
- アンガウル州 (Angaur)
- ハトベイ州 (Hatobohei)
- カヤンゲル州 (Kayangel)
- コロール州 (Koror)
- マルキヨク州 (Melekeok)
- ガラルド州 (Ngaraard)
- アルコロン州 (Ngarchelong)
- ガラツマオ州 (Ngardmau)
- ガスパン州 (Ngatpang)
- エサール州 (Ngchesar)
- アルモノグイ州 (Ngeremlengui)
- オギワル州 (Ngiwal)
- ペリリュー州 (Peleliu)
- ソンソロル州 (Sonsorol)
気候
全域が熱帯の気候であり、年平均気温は27℃と温暖である。また、通年で雨が多いが、特に7月と10月の雨量が多い。年間雨量は3,800mmになり、平均湿度は 82%である。なお、台風の襲来はほとんどない。
経済
ココナッツと漁業、観光が主産業で歳入のほとんどがアメリカからの無償援助である。公務員の削減による緊縮財政政策や観光、軽工業を奨励している。
国内
鉄道網は整備されていないため、自動車やスクーターによる移動が中心である。なお、中心部を離れたり離島部に行くと道路が舗装されていないため、スコールが来るとぬかるむので注意が必要である。離島との交通手段には船が使われている他、観光用に小型飛行機が使われることもある。
海外
グアムやマニラ、ポナペなどとの間にコンチネンタル航空などが定期便を就航させており、特にグアムとの間には一日数便直行便が就航している。
日本との交通手段
日本各地とは直行便が就航していないため、グアムで乗り継いで行くのが一般的である。また、日本航空などが年に数回から数十回チャーター便を就航させている。
人種構成
人口の70%程度はパラオ人で、他にフィリピン人が多い。人口の内半分以上は首都コロールに住む。
宗教
主な宗教はキリスト教で人口の過半数が信仰している。他に土着の宗教がある。


